前回はWeb Platform Installerをインストールして、そこからWordPressを導入しました。今回は、同時に導入したWebMatrixを使ってWordPressを起動するところから始めましょう。
[8]WordPressを起動する
WebMatrixが起動すると、図1のような画面が表示され、既にWordPressが実行可能な状態になっています。画面中央のURL欄からリンクをクリックするか、リボンメニューの[実行]ボタンをクリックしてください。
IIS Expressとブラウザが起動し、WordPressの初期設定画面(図2)が表示されますので、ブログタイトルとメールアドレスを入力した上で、画面下の[WordPressをインストール]ボタンをクリックします。すると、「成功しました!」と書かれた画面が表示されますので、パスワードを控えた上で[ログイン]ボタンをクリックします。続いて表示されたログインページ(図3)で、前ページのユーザー名/パスワードを入力して、WordPressにログインします。WordPressの管理画面(図4)が表示されれば、ログインには成功しています*1。
[9]WordPressをアップデートする
2011年2月初旬時点では、デフォルトでインストールされるWordPressのバージョンは2.9.1です。しかし、図4の表示の通り、その時点での最新バージョンは3.0.4です(2011年11月上旬時点では、3.2.1が導入されます)。バージョン3では機能も大幅に強化されていますので、この際、アップデートしておきましょう。アップデートの方法もカンタン、画面上部の[アップデートしてください]リンクをクリックし、その次の画面で[自動アップグレードを実行]ボタンをクリックするだけです。「WordPressのアップグレードを完了しました。」のように表示されれば、アップデート処理は正しく終了しています。
以上でWordPressのインストール、初期設定は完了です。いかがですか。実際に手を動かして作業してみればおわかりのように、ここに至るまでインストールの時間を合わせても10~20分程度しかかからなかったはずです。PHPやMySQLなどを個別に入手してインストールしていくことを考えれば、格段に簡単になっています。
次回は、WebMatrixを用いたサイト管理について説明します。
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